宝塚すみれレポート@まる

『美しいものを見ることは価値がある』月〜金はタカラヅカニュースのダイジェストをお届け!宝塚歌劇関連の私的レポートをご提供します!

カテゴリ:TAKARAZUKA SKY STAGE > 公演

12月9日(日)夜のスカイステージを見ての感想文です。12月10日(月)の1幕の記事の続きです。

第2幕

第1場 汽車

ユーリ御一行は汽車でワルイキノに向かいます。汽車の場面、映像がうまく使われています。汽車外装も映像。汽車が過ぎていく山の風景、民衆ごと赤軍に焼かれた村も映像で流れていきます。汽車の中は藁が敷いてあったりとリアルです。
貴族の移動は注視されているようで、乗換の駅でユーリは赤軍の取り調べに連れて行かれます。


第2場 赤軍の装甲列車

せおっち、轟様と対峙するシーン。
まず場面転換が凝っています。盆が回るとストレリニコフ将軍のせおっちがいる車内が現れますが、盆と一緒に映像も回って赤い装甲が現れます。せおっちはずっと横顔が映っていて鼻筋が美しいです。
せおっちのキレるシーン。またお怒りでワナワナ震えます。この震え方は1幕第6場の演技とつながって、パーシャの狂気は生まれ持ったものだと思わせます。この狂気は、一人の青年が冷酷な将軍に変わってしまうことに無理を感じさせません。誰か机にクッションをおいてほしいです。せおっち、あんな綺麗な手で会場に響くほど机叩いたら痛そうです。
せおっちの熱いソロ。1つ1つの音から狂気、神経質、絶望、孤独が伝わります。丸眼鏡より大きく見開かれた目は生きることの意味を血眼で探しています。せおっち本当に素晴らしい役者さんです。


第3場 ユリャーチン

ラーラが村に馴染んでのんびり暮らしています。これは1幕第3場と対になっているのでしょうか。せおっちが大変なとき、ラーラは村の子供と歌っています。みほちゃんのよく響く歌声で、客席の気持ちは和みます。


第4場 ワルイキノ

ここから轟様に立派なお髭が出現。
ミーシャからの手紙にコマロフスキーのてんてんが診察に来たことが書いてあります。が、てんてんは結局何が悪くて病院にかかったんでしょうか。


第5場 ユリャーチン

医者のいないユリャーチンへ、急患を診にユーリが行きます。ユーリとラーラの再会。傘を差し出すみほちゃんの手が上品。無理だろうけど私も今度やってみよう。アパートに誘うみほちゃん。大人の女性になりましたね。
みほちゃんに迫られてわなわな震える轟様「君に出会ってしまったんだ、この雨の中」。この台詞に凱旋門を思い出すのは私だけでしょうか。そして宝塚最長かと思われるキスシーンです。もうほんと轟悠様さすがです。


第6場 ワルイキノ

一瞬だけトーニャが出てきます。雨の中帰らないユーリを色々と心配しています。色々と。。。


第7場 ユリャーチン

事後、轟様に腕枕されるみほちゃん。轟様の胸に顔を埋めるみほちゃん。色々とごちそうさまです。
この作品に出てくる女性は皆強いです。奥様の元に帰りなさいと、みほちゃんがユーリにコートを着せます。未練タラタラのお髭の轟様。甘やかしたくなります。


第8場 森

ラーラと別れて寂しい帰り道、ユーリは脅されて連行されます。

第9場 ワルイキノ

トーニャ達がまた一瞬映ります。ユーリが攫われたことを知りトーニャは失神。小桜ほのかちゃんの役作りは繊細です。儚げな演技がうまいです。


第10場 密林

ユーリは赤軍に捕まります。医者が足りなく行軍に連れて行かれます。

第11場 雪原

赤軍の容赦ない殺戮に付き合い切れなくなったユーリはシベリアで軍と別れます。赤軍はシベリアで一人になったら生きては帰れないと思ったのか ユーリを殺しません。ユーリが吹雪で朦朧とする中、トーニャとラーラの幻が見えます。愛する人のもとへ、と言って場面が変わります。


第12場 ユリャーチン

ラーラのお家で目が覚めるユーリ。無意識にラーラのアパートに来て倒れていたそう。やっぱり愛する人はラーラでした。
コマロフスキーてんてんが良いタイミングで現れます。
ユーリとラーラは敵意ばかりですが、てんてんはラーラを助けたい一心です。革命が収束しつつあり、ストレリニコフ将軍は捕まり、妻のラーラに危険が迫っていると。優しいてんてんはユーリに逃亡手段を示します。淡々と逃亡経路を説明した後、スッと立ち上がり「だが、ラーラは渡さん!」。コマロフスキーさん、そんな言い方したら伝わらないよ!ユーリに殴られた後のコマロフスキーさん、「売女め」の意味がちょっと分からないですが、でももう言い方が素晴らしく良いです。てんてんが出てる場面はどれも素晴らしいです。いつか私の言うことが分かると言いつつてんてんは下がります。ユーリとラーラは残りわずかの時間と知りつつワルイキノへ向かいます。

脱獄し、逃亡中のせおっち。雪原でラーラの幻とすれ違います。ラーラを忘れられなかったせおっち、追手に撃たれまくります。亡くなる演技が細かいです。最期の一息でラーラを呼び、気管に血を詰まらせて意識を失います。ロシアの広大な雪原にポフっと倒れ込む様子が見えました。でも倒れているのは固い舞台なのですよね。


第13場 ワルイキノ

春、のんびりすごしているユーリとラーラのもとに、てんてん再び。せおっちが逃亡を図ってユリャーチンで銃殺されたことを知らせます。今度はあっさりとコマロフスキーさんの案に乗るユーリ。春になるまでに考えたんでしょうね。ラーラの為に自分は残って時間稼ぎをするとコマロフスキーさんに伝えます。コマロフスキーさんはユーリが来ないとラーラが動かないと言います。良いお髭のおっさん二人が命をかけてラーラが生きる道を探ります。
荷物をまとめたらすぐに追いかけるとラーラに嘘を伝え、ユーリは残ることになりました。てんてんは、特別列車は5時に出ると強く強く言い残し、ラーラを連れて出発します。ラーラを守ることで結託した友情に感動します。

第14場 エピローグ

ミーシャがユーリのその後をフォローします。ユーリは強制収容所に入れられた後モスクワに戻ってきたこと。モスクワにいるはずのラーラは会いに来なかったこと。詩を書くことがやり場のない気持ちのはけ口になったこと。ユーリの詩は出版され、ロシアの人々に広く読まれたこと。ユーリの人生の意味は詩によってロシアの人々を救ったことではとまとめています。ミーシャも髭をたくわえれば良かったのに。

轟様の最期。モスクワの街でラーラに会います。現実か幻か分からないまま、ラーラは人混みに消えて行きます。胸の病や年齢でユーリは追いつけません。歩けなくなったユーリが倒れます。手の落ちるスピードも角度も美しい。幕が降りるまでの景色と音楽が映画のエンドロールのよう。ユーリ・ジバゴの美しい孤独が伝わってきて泣けます。


宝塚のドクトル・ジバゴは星組の熱い演技力が十二分に発揮された作品です。轟悠様の演技力に負けていません。ここまで引き上げたのは理事様なのかもしれませんが星組の素質もあります。
ドクトル・ジバゴのメンバーだけでなく星組は熱い演技をする組です。どの作品も200%?いや500%投球の美しきトップスター紅ゆずるさん、元気いっぱいにオラオラしてくる歌うま礼真琴さん、隅々まで客席を釣りにかかってくる七海ひろきさん。ドクトル・ジバゴは星組を支える組子たちも熱い熱い演技をしてくれていると再認識させてくれる作品でした。見終わると良い演劇を観たなという満足感を得ます。
轟様にまたこういうシリアスながっつりお芝居する作品をやってほしいです。星組のエルベのほとりも楽しみ。上田久美子先生が星組をどう演出されるのか気になります。

12月9日(日)夜のスカイステージ、なんと良いものが放送されているんだろうと思いました。
当時、私は赤坂で拝見しましたが、すみれコードぶっちぎりな大人の作品で大興奮でした。
宝塚でこんな大人な作品が成功したのは轟様(宝塚歌劇団理事、専科の轟悠さん)と星組の熱い演技派男役達の相乗効果だと思います。本当に人選が素晴らしいです。

第1幕

第1場 モスクワ

20世紀初頭革命前夜のロシア。怪我をした革命派の学生パーシャのせおっち(瀬央ゆりあさん)と恋人ラーラ役のみほちゃん(有沙瞳さん)が竜騎兵から逃げています。
熱い学生がぴったりのせおっち。金髪のみほちゃんは大変美人です。ロシア人にしか見えません。
婚約を控えた若きユーリ・ジバゴ(轟悠さん)。詩を嗜む朗らかな青年貴族も難なく演じられています。素敵な旦那さんになりそうと思ってしまいます。

第2場 洋裁工房

ラーラのお家は仕立て屋さん。お母様のパトロンの弁護士コマロフスキー氏登場。成り上がりな、すましたおっさんのビジュアルが完璧なてんてん(天寿光希さん)。いや、ビジュアルだけじゃないです。
ラーラが具合が悪いと聞いたときの目のギラつき。
ラーラと舞台上で初めて会ったときの声掛け。
 「やあやぁやぁ」 
どうしたらタカラジェンヌがこんな演技出来るのか?
てんてん、息を呑むように「悪いようにはしない」と。客席は大興奮です。
照明が消えるまでラーラは抗います。てんてんおじさんなら大丈夫だよ!優しくしてくれるよ!!と教えてあげたいです。

第3場 モスクワ

照明とともにせおっちがラーラへの愛を歌います。
裏ではラーラが大変なことになってると知らずに。。。

第4場 スヴェンチツキー邸

スヴェンチツキー邸でのパーティー。
ユーリがトーニャに手を差し出すときの笑顔が素敵過ぎ。私も笑顔で見つめられたいです。ユーリのお友達ミーシャ役の天華えま君のお坊っちゃん感と相まって、市民と貴族の差がはっきりと表現されている場面です。
でもてんてんはパーティーでも浮いています。
てんてんがラーラに撃たれます。その後警察を呼ぼうとする貴族達からラーラを庇うてんてん。その庇う様子に愛を感じてしまいます。
コマロフスキー氏は父さんの仇と気づいたユーリ。

第5場 記憶の彼方

轟様が昔を回想する場面。
父さんが亡くなった悲しい記憶から始まります。
孤独なときにトーニャが一緒にいてくれたことを思い出すと、轟様の切れ長な目がキラキラし、笑顔が戻ります。

第6場 洋裁工房

ラーラがお家に帰って母さんに怒られます。
「母さんは何もわかってない!」
「だったらお前に私の何が分かるという」
母さんの一言にラーラも客席もハッとします。
パーシャのせおっち、怒りで震えすぎ。二人はモスクワを出ます。
ドイツとの戦争が始まります。

第7場 グロメコ家

戦争に行きたい轟様にアレクサンドルおじさん(輝咲玲央さん)が反対します。
「ばかもの!!」お父さんの迫力、轟様に負けていないです。

第8場 ウクライナ戦線

戦闘シーンへ。まおくん(麻央侑希さん)がんばっています。
テントではユーリが手術中です。

第9場 野戦病院

治療されている軍人さんの叫び声が迫真です。
ユーリとラーラが再会。ラーラがこれまでの経緯を話します。結婚したパーシャがいなくなって探していることを真剣に話していますが、後ろの患者さん達の痛がり様や、看護婦と楽しく話している演技が細かくて気になります。
あとラーラの看護婦の制服が可愛いです。見るだけで癒やされます。
ロシアで革命が起き、皇帝が倒されます。
前線から兵が引き、ユーリとラーラがまた離れます。
ユーリはモスクワへ。ラーラはユリアーチへ。

第10場 モスクワ

トーニャ演じる小桜ほのかちゃんのソロ。澄んだ歌声。美しいです。
モスクワではユーリのお家がソビエト政府の管理下に置かれて市民たちの居住地となっています。紫りらちゃんの変わりようが怖いです。
待っていた人(ユーリ)が帰ってきました。しかし紫りらちゃんに言い負かされる轟様。
家を出ることを決意するユーリ。反対するおじさんをユーリと一緒に凛として説得するトーニャ。 トーニャ、美しくて意思が強い!男でなくとも惚れます。

1幕最後のシーンでストレリニコフ将軍(変わり過ぎたパーシャ)の登場。
ストレリニコフ将軍に敬礼する軍人さん。一人しかいないのに「ペンっ!」て音がしました!気合い入りまくりの敬礼です。
「何人たりとも容赦はしない」ストレリニコフ将軍、振り返りながら帽子をとり、丸眼鏡の際どい変態せおっちにライトが当たります。

楽しみな2幕はまた今度〜

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2018年2月11日 東京宝塚劇場 千秋楽
望海風斗さん、真彩希帆さんのトップコンビお披露目公演の第2幕。
1幕の悲しい気分を吹き飛ばす、明るい楽しいショーです。

第1章 SUPER VOYAGER! -PROLOGUE-
真彩希帆ちゃん、中央からせり上がり。癒やしの歌声で夢の世界へ誘います。
望海さん、吊られて登場。ちょっと恥ずかしい歌詞。
ショーの主題歌が始まる。なんと言っても振付がかわいいです。やってみたくなります。
後半は客席も一緒にポンポンを持って踊る場面。千秋楽なのにポンポン持ってない人もいるんですね。貸してあげたい。

第2章 HOPE -希望の花-
ラインダンス。
センターの綾凰華ちゃん、がりがり。組替えしたてで、新人公演では主演をつとめたり、大変だったのでは。千秋楽おつかれさまです。

第3章 OCEAN -海に浮かぶ月-
彩風咲奈ちゃんを中心に激しいダンスシーン。
映画「ララランド」を彷彿とさせる衣装と背景です。おしゃれな場面です。
ひとこちゃん(永久輝せあさん)の踊り方が好きです。うまいし、色気があります。
縣千くんもうまい。男役らしいダンスです。
咲奈ちゃんは長身長足なのに複雑でスピーディーな振付をにこやかにこなしています。すばらしい。

第4章 WIND -風に舞う雪-
マフィアの望海さん。アル・カポネのオマージュ。
あーさー(朝美絢さん)の女装、、、たこ足じゃなくてもいいのでは、と当時思いました。迫力があります。
こまさん(沙央くらまさん)の女装は安定、不自然さ全くなしです。
最後にこまさんのアップありがとうございます。

第5章 BIG DIPPER -北斗七星-
男役スターさんが順々に登場します。
がんばれ、綾凰華ちゃん!
ひとこちゃんは銀橋ソロも余裕を感じます。
翔くん(彩凪翔さん)1幕で女役やってたと思えない男らしさ。

舞台上に望海さん一人のときは引きのカットいらないのでは。
望海風斗さんのアドリブ掛け声は「いち、じゅう、ひゃく、せんしゅうらく!」www
ひとこちゃんは早替えで女装。ひとこちゃんもガリガリです。バックで歌う叶ゆうり君のいい顔が映ってました。

かわいい真彩希帆ちゃんのせり上がり。
金ピカの衣装に電子音の明るい曲で、スーパーマリオのスターが出てきたみたいと当時思いました。

中詰が終わると、アーサーが残ってきめまくり。アーサーってやっぱり迫力があります。

第6章 DIARY -夢の宙船-
あ、これはさよなら公演みたいなやつですね。
後ろの映像がしっかり映っていました。
バッディのDVDでは幕に映した映像がよく見えませんでした。
望海さんの伸びのある歌声。一人で歌っているのになんて盛りあがるのでしょう、うっとり。


第7章 DIAMOND SHOW TIME -希望の海へ-
シルクハットとステッキを手渡される望海さん。
シルクハットのつくりがとても凝っていたんですね。綺麗な衣装です。

マスゲームが始まります。
まんなかで望海さんが歌って、周りが踊る。この形式がいいと思います。
望海さんの歌声を少しでも長く聞かせてほしいです。
マスゲームは生で見たほうが迫力が伝わりました。
真彩希帆ちゃんが踊りながらにこにこと望海さんを見つめているのが微笑ましいです。

こまさんが美しい白いレースの衣装で登場。最後に銀橋で歌います。

第8章 BLIZZARDS -暴風雪-
海賊ルック?の美男子たちがワイルドに踊る場面。
センターの翔くんとあーさーのアドリブ掛け声です↓

翔くん「千秋楽声だして行こう!」
あーさー「さわげ!」
翔くん「まだまだ足りねーぞ!」
あーさー「二階もライブビューイングもみえてるか!」
翔くん「次はツアーで会おうぜ」

第9章 PASSION -情熱-
咲奈ちゃんの足の長さを見せつけられます。
娘役を引き連れてのダンスシーン。2番手の風格十分だと思います。

男役さんの群舞。
望海さんがまたヤクザな役ですが、またとは思いません。狂気が似合う望海さん、どんどんやってほしいです。

真彩希帆ちゃんが清々しく下手からせり上がり、オラオラした雰囲気を一掃します。
望海さん、舞台上で早替わり、美しい青の衣装で歌い始め、デュエットダンスに続きます。


第10章 SUPER VOYAGER! -GRAND PARADE-
こまさんがエトワール。
うしろに映る足が健康的です。
降りてくる順番は、
ひとこちゃん
あーさー
翔くん
咲奈ちゃん
真彩希帆ちゃん
望海さん

望海さん達が銀橋にでてきたとき、引きを撮ってくれてありがとうございます。
当時も思ったのですが、階段の子たちの足が健康的で美しいです。

この公演での退団者は2名↓
夢乃花舞ちゃん
沙央くらまさん

こまさんの専科からのお花は夏美ようさん、同期からは龍真咲さんが持ってきました。
真咲さんがお花渡すとき、こまさんがゲラゲラしてました。どんな囁きがあったのでしょう。

望海さん、最後の挨拶はしっかりされていましたが、カーテンコールを追うごとにほんわかされてきて、とても可愛らしいです。

最後は客席と一緒に「雪組、しらゆき号、とうちゃーく」を大合唱しておわりました。

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