宝塚すみれレポート@まる

『美しいものを見ることは価値がある』月〜金はタカラヅカニュースのダイジェストをお届け!宝塚歌劇関連の私的レポートをご提供します!

カテゴリ:観劇感想 > 月組

月組の大劇場千秋楽ライブビューイングを見てきました。

第1幕の宮本武蔵はなめてましたが、とても楽しめる作品でした。
宝塚オリジナルの日本物って身構えてしまいますが、今の月組の魅力をうまく出していて私は楽しかったです。
2幕のクルンテープはもちろん期待通りに華やかでこれも楽しめる作品です。
楽しみにしていたみやちゃん(美弥るりかさん)とたま様(珠城りょうさん)のデュエットダンスは極上。期待以上。もうたまらん。

さて場面ごとの感想やら気になったことやらを書きます。

第1幕 夢現無双-吉川英治原作「宮本武蔵」より-

第0場 美少年-越前- 
幕開きは佐々木小次郎(みやちゃん)と、敗れた新免無二斉(紫門ゆりあさん)の二人のシーン。
勝ったのに刀を鞘に納めないのは、と無二斉が問います。
原作を読むと意味が分かるのかも。私はよくわかりませんでしたw
こののち、小次郎は息子の武蔵にも同じことを言われます。
というか、このシーンのタイトル「美少年」って。それに幕開きがみやちゃんからなのは、この公演はみやちゃんのための公演であると感じずにいられません。


第1場 故郷-幼馴染- 
最近の作品は子供時代を本役がやることが多いですが、今回は子供時代がしっかり配役されています。しかも何度も出てくる。香咲蘭さん演じる武蔵の少年時代の新免武蔵(しんめんたけぞう)は、娘役が演じてると思えない殺気を秘めた悪童です。武蔵が張り詰めた殺気をまとう所以が、純粋さからくるということを丁寧に演じています。ベテラン娘役さんが演じる子役ってすごいです。
あとこの場面も長くて、トップスターはいつ出てくるのやらと気になりだします。


第2場A 関ケ原-男たるもの- 
子役の武蔵と又八がセンターでせり下がりと交代で、青年武蔵と又八(月城かなとさん)がせり上がり。宝塚でよくある演出ですが、良いです。
タカラヅカニュースでよく流れていたオープニングの音楽とともに登場で、客席もワクワクしだします。トップスターの登場をじらされた分、物語が始まった感が強いです。でもあっという間に負け戦へ。
又八がなぜか1人はぐれて敵兵に取り囲まれて場面転換。


第2場B 伊吹山-お甲と朱実- 
武蔵のナレーションで、武蔵と又八は戦に負けてお甲さんに助けてもらったことが説明されます。
この作品は武蔵のアフレコが楽しいです。
ここから又八のダメ男っぷりがでます。どうしても憎めないダメ男が上手なれいこさん(月城かなとさん)。又八の場面は多いけど、だめすぎる役で、れいこさんがちょっと可哀そうになります。応援したくなります。
野武士に襲われて応戦する武蔵に、お通への手紙を託して、又八とお甲さんたちはとんずらします。


第3場A 故郷-お尋ね者武蔵- 
なぜか武蔵がお尋ね者になってます。お尋ね者の姉としてお吟さん(楓ゆきさん)が捕らえられます。「あねじゃをかえせ!」と森から飛び出す武蔵が野猿のようです。野性的。
久しぶりに会ったお通さんに気を取られて武蔵は捕まります。ちゃんとお手紙を忘れず渡す真面目さに、たま様と武蔵が重なります。


第3場B 故郷-千年杉- 
トップスターが杉の木に吊るされてカラスにつつかれます。
お通さんが、吊るされて苦しんでいる武蔵に、又八と一緒になったお甲さんのことを聞きます。ぽやっとした調子で聞くお通さんが、美園さくらちゃんの素なんじゃないかと思わせます。可愛いです。
お通さんに縄を解いてもらい、ふたりで村を出ます。


第3場C 故郷-宮本武蔵- 
ふたりで村を出るかと思いきや沢庵和尚(光月るうさん)に見つかります。
お前は弱いと言い、素手で武蔵を取り押さえる沢庵和尚に対し、抑えられながら「俺は強い!俺は強い!」と叫ぶ武蔵。2人のやり取りに感動してしまいます。
武蔵も自分の弱さに気づいていながら、せめて自分が自分を支えないとという、自分の味方は自分だけという孤独さが見えます。たま様がときどき見せる深いお芝居が好きです。
沢庵和尚が武蔵を裁きます。武蔵を殺して、こののちは宮本武蔵(みやもとむさし)と名乗るように言い渡します。宮本武蔵は心身を鍛える旅へひとり向かいます。
お通さんが自分の気持ちに気付き、武蔵に伝えようとしますが沢庵和尚に止められるのが切ない。また会えるのだからと言う沢庵さん。みんなの運命を分かって正しい方へ導くところが、組長さんのるうさんと重なります。


第4場 京 
美しき小次郎さまが一瞬出ます。目の保養。
元気にお甲さんのヒモ生活している又八も。お甲さんが浮気していると思い、又八は旅に出ます。お甲さんはお仕事しているだけでは、と思います。
蓮つかささん、役柄のせいでしょうか。痩せたのでは。いつもの蓮つかささんと違い、暗く冷静な眼差しです。
吉岡清十郎を演じる暁千星さん。いつもの可愛い千星ちゃんを封印して、大人の雰囲気がぷんぷん。千星ちゃんの激しい成長を感じます!
吉岡清十郎に敗れた武蔵は吉岡一門の門弟たちにリンチにあいます。もう、トップスターさんなのにズタボロです。
海乃美月さんの吉野太夫は安定安心感。美しいお役でうれしいです。ほんとは若い娘役さんなのに、年齢不詳の妖艶さがすばらしい。


第6場 それぞれの旅路
宮本武蔵と佐々木小次郎の初対面。ただ旅路の途中ですれ違っただけなのに、お互い食い入るように見つめ合い、ひとめぼれのように2人だけの世界へ。2人の並びが尊い。


第7場 贋流
月城かなとさんは、月組に来てからあほっぽい役が多いし、似合うようになってきちゃいました。天才剣士・佐々木小次郎を騙っているところをお杉さんに見られてしまします。


第9場 清十郎、破る-洛北蓮台寺野-
1年振りの清十郎との決闘を前に、小次郎は武蔵の正体を知ります。昔自分が倒した新免無二斉の息子だと知り、想い人と運命的な絆で結ばれていたことに微笑を浮かべるみやちゃんがたまらないです。みやちゃんは本当に大画面向きな役者さんです。美しいです。
武蔵に敗れた清十郎の千星ちゃんは、武蔵に復讐しようとする弟(夢奈瑠音さん)を止めようとします。武蔵の強さが見えていない弟を諫める清十郎をしっかり演じています。千星ちゃんがしっかりお兄ちゃんに見えることに感動。あほな王子の印象が強いですが、役の幅が広いジェンヌさんなんですね。


第12場 剣と鍬-法典ヶ原-
無益で残忍な戦いから逃れて、仏を彫り、畑を耕す生活を送るたま様。髭をたくわえて、鍬を構えていても、不自然さはありません。これもたま様にしかない魅力です。
鎌使いの宍戸梅軒(風間柚乃さん)が復讐に訪れます。はやくてよく分からなかったのですが、ほんとにチェーンを振り回していたように見えました。怪我無く公演してほしいです。
なぜか小次郎が武蔵のピンチを助けに来てくれます。白馬の王子様ですよ。姫ポジの武蔵は髭のオッサンですが。
なぜ剣を持たずに農作業なんかしてる、本当は私と戦いたいのだろう?と武蔵を誘惑します。そう、私には誘惑に見えます。
ふたりは舟島でのデート(決闘)を約束して別れます。


第14場 宿命-舟島-
何かを極めたふたりの眼差しは冷静で集中しています。一瞬で決着がつきます。この一瞬のためにふたりは人生をかけてきました。一瞬の舞台のために日々をかけているたま様とみやちゃんが重なります。


第15場 夢現
小次郎を倒した武蔵は大きな虚無感に襲われます。また現実に重なって、みやちゃんが卒業されるたま様の気持ちを想像してしまいます。
ひとりで旅立つ武蔵が、月組をひとりで支えるたま様のようです。そんなことないです。月組の組子も一緒に支えてくれますよね。寂しい気持ちになります。



ライブビューイングの夢現無双の感想でした。
最初に書きましたが思っていたより面白かったです。
展開が早くて飽きない。あと武蔵のアフレコがおかしいです。
お通さんとの場面でよくアフレコが出ます。お通さんが「お慕いしておりました」とか言うと、お通さんを凝視しながら『俺も』って。お通さんが「いったい何を考えていらっしゃったのですか」的なことを言うと、『ずっとお通を』とか。真面目な顔で。漫画のようです。
佐々木小次郎に「私と戦いのだろう?」と聞かれると、ギラギラしながら『戦いたい!』って。いや、たま様の演技見てれば分かるよ!と、ついつい笑ってしまいます。


私が観た映画館は前半分は空席でした。。。もったいない、面白かったのに。
みやちゃんのサヨラナショーも観れたのに。
2幕のクルンテープと、みやちゃんのサヨナラショーはまた後日書きます。
早く生で観たいです。東京の開幕が待ち遠しいです。

昨日の投稿の続きです。
↓↓↓昨日の投稿はこちらから
『月組アンナ・カレーニナ千秋楽1』

月組バウホール公演アンナ・カレーニナ千秋楽のライブビューイングの簡単解説と感想を綴ります。

第2幕

第1場 迷える心

初めて感情的になるカレーニン。妻の浮気が許せず息子を連れて家を出ます。
蘭世惠翔君が脇でおもちゃで遊んでいるところが本物っぽいです。
アップで映してしまうと美人な整った大人の顔が見えてしまうので、蘭世惠翔君の子役は引きで見ていたいです。仕草が可愛い。

第2場 オブロンスキー家の居間〜求婚〜

オブロンスキー家とシチェルバツキー家達が計画して、コンスタンチン瑠音ちゃんとキティを再会させます。再会した二人は両想いだったことを明かし合います。
ここのカメラワークがいいです。後ろのるうちゃんたちが二人の成り行きが気になって椅子の陰から覗いているのが映っていました。
二人は両家に祝福されて、結婚します。温かくて癒やされるシーンです。

第3場 アンナの寝室〜瀕死のアンナ〜

アンナは出産後回復できず瀕死になっています。
別居していたカレーニンが駆けつけてアンナとカレーニンはお互いを許し合います。
夫婦の絆が見えるシーンです。このシーンでアンナはカレーニンのことを尊敬し、大切な優しい人と思っていたことを表現しています。なかなか表現するタイミングはなかったのですが、アンナはヴィロンスキーに対するのとは違った形でカレーニンをずっと想っていました。
一方カレーニンはこのシーンでアンナへの自分の気持ちが愛であると気づきます。
今アンナに必要な人が現れて、みやちゃんはそっと部屋を出ます。

第4場 ロシア正教会〜懺悔〜

みやちゃんは、自分はアンナに苦しみしか与えられないと懺悔をします。
欲しいのは許しではなく、、、と言い暗転。銃で自殺を図ります。

第5場 ベッツィのサロン〜自殺未遂〜

みやちゃんの自殺は未遂で終わりました。怪我も回復し社交界に戻って新たな職につこうとするみやちゃん。
ベッツィが良いのか悪いのか、瀕死のアンナも回復したことを告げます。

第6場 苦悶の愛・愛の門出

会いに行くか迷うみやちゃんにベッツィが今会わなければ一生会えないわよと言います。そしたら会いに行くしかないですよね。

後ろでは対象的に瑠音ちゃんとキティの結婚式のシーン。キティのきよらちゃん、歌がうまいですね!抜擢の理由は歌でしょうか。
もっと聞きたいです。

第7場 アンナの寝室〜別れの決意〜

暗い色の軍服でお別れを伝えに来るみやちゃん。フェルゼンのようです。
回復したといってもアンナはベッドの上です。みやちゃんの訪れに動揺して、もう会えない、行ってと言ってみたり、呼び止めてみたり、普通はイラッとする場面ですが、みやちゃんが真面目に恭順に従う様子が萌えます。
やっぱり会ったら二人の愛は止められないということで、娘を置いてイタリアへ逃避行へ。みやちゃんがアンナをお姫様抱っこします。

第8場 イタリア〜愛の季節〜

イタリアのカーニバルで二人は自由に踊ります。宝塚鉄則のお祭りのシーンです。
背景がなくなって舞台がもろに見えるのが気になります。
夏になって海辺のシーン。Red hot seaが思い出される数組のカップルで踊るシーンです。
秋になってアンナがセリョージャの面影を追います。みやちゃんがロシアに帰ろうかと言います。
二人に帰る場所はあるのでしょうか。

第9場 雪の公園

アンナのお兄さんのるうちゃんと月城さんカレーニンが公園で話しています。
アンナとみやちゃんの娘は出てきませんが、カレーニンいわく、日に日にアンナに似てきているそうです。
るうちゃんからアンナとの離婚を勧められますが、妻の最後の逃げ場所を守りたいと離婚を断るカレーニン。とても優しいです。

第10場A オペラハウス〜破滅の予感〜

社交界にヴィロンスキーと共に現れるアンナ。華やかな衣装に対して、大きな目を見開き狂気が感じられます。美しいカップルだけれども、1幕と違って異質感がすごいです。
五峰亜季さんがゾッとする美しさね、と話します。
よく公の場に来れたものねと言われると、みやちゃんが「妻が共に来たいと、、、。」。このセリフもゾッとしますが、みやちゃんの妻発言は良いものです。
五峰亜季さんになじられてアンナは失神します。

第10場B ヴィロンスキー家の一室〜破滅〜

アンナが目覚めるとヴィロンスキーみやちゃんがそばについています。いい光景です。

でも登場人物たちには暗い光景のようです。
アンナはモルヒネに頼らないとならない不安定さ。
自分が見ていないときにアンナに危険が及ばないようにか、ヴィロンスキーみやちゃんは外出を禁止しています。過保護過ぎ、ヴィロンスキーも精神が参っているのでしょう。
若く美しいヴィロンスキーが外で誰かと会っているのか、アンナは嫌な想像しか出来なくなっています。
ヴィロンスキーみやちゃんは無理やりアンナを置いて出掛けます。

ここの場面はみやちゃんがいろいろと海乃美月ちゃんをフォローしていましたね。
息子の誕生日プレゼントの地球儀が落ちそうになるところを、平然とキャッチ。
自分の衣装に貼り付いてしまったアンナの髪の毛を、やはり平然と何度もベリベリ剥がしながらセリフを続けたり。
みやちゃん頼もしい!

第11場 モスクワの駅〜終着駅(アンナ)〜

アンナはみやちゃんを追いかけて外に出てきてしまいます。
イタリア行の列車が駅に入ろうとするのが見えます。
アンナはまたイタリアに行かないとと楽しそうに言いながら靴を脱いで線路に飛び込みます。
1幕でアンナとヴィロンスキーが出会った時に自殺した女性と同じように十字を切って笑顔で飛び込みました。
十字を切っているので、狂っていながらも自分の行動の意味を理解しているようにも感じます。
みやちゃんが嘆きます。

第12場 それぞれの終着駅

ヴィロンスキーみやちゃんは戦線に赴く決意を固め、駅でみんなとお別れします。
キティとも再会し、結婚して妊娠したことを祝福します。最下級生くらいなのに妊婦まで演じるなんて、良い経験になったでしょうね。

キティ達のような平凡だけど幸せな人生を見て、私も同じかそれ以上の幸せを短い間に感じたとヴィロンスキーは話します。
最後、カレーニンからアンナの日記を譲り受け、握手をして列車に乗ります。
客席の願いとしては無事に帰ってきて、平穏な幸せに巡り合ってと強く思います。



いやはや、絵としては想像していたとおり素晴らしかったですが、お話が切なすぎます。

暗くても集中して見ていられるのは出演者達の美しさでしょうか。見目だけでなく、所作も演技もセリフも全て美しいかったです。まるで絵画のよう。

各場面に散りばめられたダンスシーンは、ダンサーみやちゃんの尊さが発揮されていました。
最後の男役群舞はみやちゃんの渾身のダンスのように感じました。
センターで主役なのに、元気な下級生よりも動いているように見えます。
(ライブビューイングでほぼみやちゃんしか見えていないので、正しく比較できていないと思いますが、いつもに増して丁寧で切れのあるダンスでした。)

海乃美月ちゃんは、貴族の大人の話し方が綺麗ですね。
貴族を分かっていませんが、気品のあるイントネーションに感じます。
みやちゃんより大人であることも不自然に感じません。彼女は大人っぽいですよね。
フィッツジェラルドの時といい、エリザベートの時といい、美月ちゃんは狂う役が多いです。
そろそろ明るい役をやらせてほしいです。

月城かなとさんのカレーニンもぴったりでしたね。
ちょっと世間とズレているけど、真面目で優しいカレーニン。月城さんのちょっとぽわっとしているところが合っています。


これを見る前に全然読みきれなかったのですが、光文社のアンナ・カレーニナは読みやすいですよ。
登場人物たちのビジュアルはみやちゃん、海乃美月ちゃん、れいこさんにして読むと、スイスイと読めます。
このまま最後まで読んでみようかと思います。


AmazonのKindle Unlimitedだと初月無料、月980円でいろいろ読み放題。光文社のアンナ・カレーニナもあって、私はそこで読んでます。


1月はファントム取れなくて、観劇?はこのアンナ・カレーニナのライブビューイングだけです。
久しぶりに宝塚を感じれて、みやちゃんを堪能出来て大満足でした。エリザベートのときも思ったのですが、みやちゃんはライブビューイングのように大画面でアップでも堪能できますよね。すばらしいです。

ファントムは2月に観ます!ではまた〜

今日は月組バウホール公演アンナ・カレーニナの千秋楽でした。
私はライブビューイングで観劇しました。
アンナ・カレーニナという作品自体が初観劇です。
小説もまだ途中までしか読めていませんが、光文社だと文庫本で全4巻。長編小説です。
きっと宝塚流にまとめているんですね。

ライブビューイング会場でよくプログラム売られますが、いつも売り切れていて、、、。
でも今日は早々開演1時間半前についたので余裕でプログラム確保できました。よかったよかった。
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これは最後のシーンですかね。
練習風景の美しいみやちゃんも見れて大満足なプログラムですよ。

では、各場面を簡単解説、気になるところ、感想を綴ります。

第1幕

第1場A 序幕〜ロシア貴族の晩餐会〜

劇中の登場人物をロシア式フルコースに例えて明るく紹介します。

まずアンナ・カレーニナのお兄さん、オブロンスキー役の光月るうさんと妻のドリィ役楓ゆきさんカップル。浮気がバレたところですが明るく表現されていて、オブロンスキー氏は皆から好かれちゃう人物なんだな、やっぱりアンナ・カレーニナのお兄さんなんだなという雰囲気が伝わります。

夢奈瑠音ちゃんはすずらんを持って登場。瑠音ちゃん片思いのキティ役は大抜擢のきよら羽龍ちゃん。104期生の初々しさが、社交界デビューしたての良家のお嬢様とマッチしてます。

カレーニン役の月城かなとさんと、アンナ役の海乃美月ちゃん。タカラヅカニュースなどの抜粋で見たとおり美しいカップル。

メインディッシュの紹介はアレクセイ・ヴィロンスキー役の美弥るりかさん。白い軍服と笑顔が眩しい。

各料理の紹介は蘭世惠翔君、なんだかメキメキと役がつきますね。

第2場 モスクワ駅〜出会い〜

赤い軍服のみやちゃん。
モスクワ駅でお母様の五峰亜季さんを待ちます。
五峰亜季さんも目が大きくて大変華やかな専科さんです。
みやちゃんのお母様設定はぴったりですね。

みやちゃんと美月ちゃんアンナが初めて出会うシーン。
みやちゃん見惚れまくり。アンナさんはひとまず微笑みを返すところが大人の対応です。

第3場 オブロンスキー家の居間

るうちゃんと楓ゆきちゃんの夫婦喧嘩を取り持つ為にお兄さんに呼ばれたアンナ。
楓ゆきちゃん演じるドリィや子供たちからも大人気、明るくて活発、でも大人の面も持ち合わせていてキティから尊敬されているのも伝わります。
アンナの魅力がよく表現されている場面です。

第4場 コルスンスキー邸舞踏会

キティは好感を持っていた瑠音ちゃん演じるコンスタンチンの告白を断り、将来有望なみやちゃんヴィロンスキーの求婚を今か今かと待ちます。
だけどみやちゃんが最後のマズルカで選んだ相手はアンナ。キティはみやちゃんの裏切りと、瑠音ちゃんへの罪悪感で舞踏会を去ります。

舞踏会が始まってからみやちゃんはアンナを探し、無視されてもついていきます。恭順なみやちゃんがたまらないですね。
二人をセンターにマズルカを踊ります。
この作品はダンスシーンが多いように感じました。みやちゃんにぴったりの作品です。

第5場 キティの私室〜失恋〜

キティを心配して瑠音ちゃんがやってきます。すずらん坊やはやっとすずらんをキティに渡せました。すずらんの花言葉の純粋がこのカップルにはぴったりです。

第6場A コンパートメント(アンナの帰郷)

胸の高鳴りを抑えながら危険を感じてアンナは予定を早めて帰郷するため夜行列車に乗ります。
気持ちが静まらず、途中の停車駅で外の空気を吸いに行きます。

第6場B 雪の舞い散る駅(アンナの帰郷)

二人きりで話せるタイミングをずっとうかがっていたストーカーみやちゃんが一緒に電車を降ります。
まるで夢のようなシーンです。
気になっていた伯爵がなぜか一緒の電車に乗ってて愛の告白。
雪が舞い散るロシアの風景と二人の美しさが、客席を一気に物語に引き込みます。

第6場C ペテルブルグの駅(アンナの帰郷)

月城かなとさん演じるアンナの旦那さまカレーニンが、ウキウキとアンナの汽車を待ちます。可愛いです。

第7場 ベッツィのサロン〜噂〜

ベッツィ役の美穂圭子さん大好き。この作品では美穂さんの歌う場面が少ないのが残念です。
でも優しい声でみやちゃんにアンナのことを耳うちするところは優しさか、面白がっているだけか、私のような一般人には分からない貴族の奥深さを見ているようで見惚れてしまいます。

みやちゃんとアンナは公式の場で頻繁に会うようになり、皆の噂の的。みやちゃんは会えるだけでも嬉しいですが、二人きりで会いたいとお願いしてきます。
アンナはみんなで話していてもカップを落としたり、以前のような明るさが少なくなります。すでに罪の意識を表現されてます。

第8場A カレーニン家の居間〜夫婦の溝〜

月城かなとさんは真面目な役が似合います。
嫉妬などという自らを愚かにしてしまう感情からではなく、夫の義務として、妻が周りから悪いふうに噂されていること、その対処法について指摘します。

アンナは感情で答えてしまって二人は通じ合わず、アンナはみやちゃんと二人きりで会おうと決意します。

第8場B 別邸の一室〜抱擁〜

みやちゃんとアンナの密会。みやちゃんのセクシーシーンです!

なんだかここだけピンク色の薄い生地のシャツとパンツのみやちゃん。
あんなキスシーン初めて見ました。みやちゃんオリジナルでしょうか。
終始表情がたまらんです。

第9場 クラースノエ・セロー競馬場

将校達が自慢の馬に乗って障害物競争です。貴族たちが見物に訪れています。
乗馬のダンスシーン。鞍にまたがっていることを表現しているフォームが、面白いダンスに仕上げています。

旦那さんがいるすぐ横で、みやちゃんに釘付けのアンナ。私の知らない女がいる、と月城かなとさんが歌います。
見ていることは止めないなのに、落馬したみやちゃんに駆け寄ろうとするアンナを止めます。
皆が見ている、皆になんて言われるか分からないぞと、自分の保身とも取れますが、月城さんの諦めか悲しそうな表情が、アンナの為に言っているようにも聞こえるセリフです。月城さん優しいです。

そんな優しい月城さんにみやちゃんへの愛をはっきりと告白してしまうアンナ。情緒不安定さが出ています。

第10場 愛の十字架

アンナが子供ができたことをみやちゃんに伝えます。二人で何処かへとみやちゃんは言い、月城さんも出てきて3人でダンスシーンです。

幕が下がる直前、月城さんとアンナの息子セリョージャ(蘭世惠翔君)がママを止めます。アンナの心残りはセリョージャなんですね。
蘭世惠翔君、良い役がつきますね。



ストーリーは暗いのですが、みやちゃんのビジュアルと愛が美しくてうっとり魅入ってしまいます。
↓↓↓第2幕はこちらです。
『月組アンナ・カレーニナ千秋楽』

2018年11月18日(日)月組東京宝塚劇場公演千秋楽。

全国のTOHOシネマズで行われたライブビューイングを観ました。


宝塚大劇場のときとカットが違いました。

宝塚大劇場のライブビューイングではメインキャストの映りが多かったのですが、東京はメイン以外も大きく映し出されていました。


月城かなとくんの最後のアドリブ

「今日は千秋楽!今日は客席参加型で行くからな!エリザベートが終わって寂しい人ー??」

拍手。

「二人に退団してほしくない人ー!!」

大きな拍手。

「アドリブが終わって嬉しい人!!」

月城君だけ拍手。客席から笑い声。

「今日は全員撮るからな!鳩が出ますよ〜っと」




2幕まで終わって、愛希れいかサヨナラショーの準備の間に、副組長のるうちゃん(光月るうさん)からこれからの月組の予定と、ちゃぴちゃん(愛希れいかさん)の経歴が紹介されました。

よどみなく話されるるうちゃん、これからの月組組長という立場に、客席からは不安は見えません。頼もしいです。


愛希れいかサヨナラショー

1.ロミジュリ「いつか」
2.ベルばら「ばらベルサイユ」
3.舞音「What is Love?」
4.1789「神様の裁き」
ちゃぴちゃんのソロです。白いプリンセスドレス。

龍真咲さんと演じた4作品。宝塚王道の2曲と、宝塚異色の舞音、日本初上演だった海外ミュージカル1789。

ちゃぴちゃんと月組の挑戦の歴史です。


5.カルーセル輪舞曲「Dio,come ti amo」

すーさん(憧花ゆりのさん)のソロです。紫のロングドレス。

銀橋をゆっくりと、客席をしっかり見つめながら歌われていました。

最後の挨拶で仰っていましたが、この光景をしっかり覚えておこうとしていたようです。

6.グランドホテル「Love can't happen」
たま様(珠城りょうさん)とちゃぴちゃんのデュエットです。

たま様は黒燕尾。お化粧がトート閣下の名残か色白です。

ちゃぴちゃんは月組らしい明るいイエローのロングドレス。

スモークもたかれ、幻想的な演出です。これが二人の最後のデュエットダンス。最後ちゃぴちゃんが涙を堪えているようでした。


7.Dream Girls

ちゃぴちゃんがボーカルで月組全員で歌います。

元気一杯のちゃぴちゃんらしい選曲で、月組への応援のようでした。


サヨナラショーの後、るうちゃんからすーさんの経歴が紹介され、退団者2名、最後のご挨拶。


すーさん

同期からのお花:城咲あいさん

組からのお花:美弥るりかさん

月組初舞台は東京宝塚劇場のこけら落としで、真琴つばささんの卒業公演でした。

真琴さんのお言葉「今日の反省は明日の希望」を胸に、今日まで続けられたそうです。

今日まで来られたのは明日の希望があったのと、支えてくれた組子とお客様のおかげと話されていました。


ちゃぴちゃん

同期からのお花:月城かなと君、輝月ゆうま君、晴音アキさん、楓ゆきさん

組からのお花:たま様

はじめて大きなお役をもらい、はじめてソロで歌った「ひとかけらの勇気」。この曲はちゃぴちゃんの応援ソングだったそうです。

 強い力立ち塞がろうと 僕は諦めはしない

 ひとかけらの勇気が 僕にある限り

大きな困難が立ちはだかっても、みんなに支えられて、ひとかけらの勇気をもって立ち向かえたと話されていました。


すーさんもちゃぴちゃんもご挨拶で涙されていました。

いつも大人っぽく頼れる存在のすーさんが、涙を堪えて目をウルウルしている可愛らしい姿は、タカラジェンヌは全員フェアリーなんだと思い出させました。


月組ジャンプが始まるタイミングで、たま様が小池先生に怒られたことを客席に暴露しました。

両手を上げてしっかり膝を曲げてジャンプするように注意されたそうです。

それを踏まえて今回はみんな思いっきりジャンプしていました。

タカラヅカニュースで放送されるのが楽しみです。


幕が降りてから、上手(かみて)からたま様とちゃぴちゃんだけ舞台に出て、夫婦漫才をしていきました。ちゃぴちゃんはたま様に涙ながらに真剣に感謝を伝えるのですが、それが可愛く面白かったです。たま様はにこにこしながらこちらこそありがとうと応えていました。

あたたかい卒業公演でした。


たま様は最後まで涙せず、にこやかにお二人を送られました。頼れる月組のトップスターさんです。

2018年11月17日(土)月組東京宝塚劇場公演。

午後のVISA貸切公演を観劇しました。


開演前の組長すーさん(憧花ゆりのさん)の慣れた挨拶。このさばさばした挨拶も最後かと思うと泣けてきます。

幕に入るときに客席を振り返って両手を大きく挙げて拍手に応えてくれました。一層拍手が大きくなります。


以下、今回の公演で気になったこと気づいたこと感想を書いていきます。


第1幕

第3場シュタルンベルク湖畔

ヘレネ(叶羽時さん)がちゃぴちゃん(愛希れいかさん)と面影が似ていて姉妹設定に無理がないです。

白雪さち花さんが目立ちます。隠しきれない存在感。


第4場冥界〜シシィの部屋

たま様(珠城りょうさん)演じるトート閣下の動きに人間達が影響を受けて動く場面は劇中によくあるのですが、やっぱりちゃぴちゃんの動きは1番いいです。身体の芯を持ってかれてフワッと椅子に座るところ。今回、デュエットダンス以外で見れるちゃぴちゃん体幹ポイントです。


ヘレネはドギマギしている場面が多いですが、シシィが目覚めた時の安心した表情が、妹を大事に思っている大人のお姉さんを感じさせます。この役作り好きです。


第6場バート・イシュル

はじめて気が付いたこと。

フランツがライフルを右手に掲げて登場しますが、反対ではちゃぴちゃんが鹿の角を右手に掲げているんですね。同じ動きをしてしまうのは二人の縁を感じさせます。


この場面はまだまだちゃぴちゃんエリザベートはとても幼く見えます。ここでシシィの美しさを見抜いたフランツはすごいです。ちゃぴちゃんと見つめ合うシーン、みやちゃん(美弥るりかさん)はよく笑わないなぁと思います。


第7場天と地の間

今回の月組でエリザベートへのフランツの愛が強く感じるのは、みやちゃんの大きな瞳のおかげだと思いました。あの瞳は素晴らしい。心配そうにじっと見つめたり、愛おしそうに細められたり、素直な眼差しを送ったり、表情がよく伝わります。アンナ・カレーニナが楽しみです。


第8場結婚式第9場舞踏会

白雪さち花さんがそんなに目立っていないですが、、、いらっしゃいました。さち花さんはこの時の衣装でパレードに出ていたんですね。マダム・ヴォルフの衣装の方が派手で好みです。

シシィとフランツが上手(かみて)にはける時の、輝月ゆうまさんの心配そうな表情がうまいです。


第13場ハンガリー訪問

危険な場面になると反射的にシシィを守るフランツと、フランツを頼るシシィ。二人の絆を感じます。


第16場ウィーンの街頭

さち花さんが目立ちます。存在感を全面に出しています。


お楽しみ抽選会

抽選を手伝ってくれたジェンヌさんは夏凪せいあさん。愛称はりお。

司会者の方と比べるととても大きな男役さんでした。チケット半券を元気いっぱいに読み上げていました。


第2幕

第1場Aキッチュ

月城かなとくんのアドリブ

「三井住友VISAカード、、、世界シェアNO.1だってなぁ!何でも買えるなぁ。でも俺からの美人の称号は金じゃ買えないぜ。そこの美人さん!写真撮るよ!鳩が出ますよ〜っと」

アメリカの美女の羽音みかちゃんが可愛いと思いました。


第2場ラビリンス

少年ルドルフの蘭世恵翔君、前回見たときより怯えている雰囲気が強くなっていますが、疲れが出てきたのかな?あと1日頑張れ!


第5場運動の間

大劇のときよりお医者様の腰が真っ直ぐになっている気がします。今のほうが自然です。


第7場病院

ヴィンディッシュ嬢の海乃美月ちゃん。シシィの涙を拭うと美月ちゃんも涙を流します。まわりから聞こえるすすり泣きが1番大きい場面です。

仙名彩世さんもこの役を演じてましたし、まだまだトップ娘役の可能性はあると思います。がんばれ。


第8場ラビリンス

トート閣下に手を引かれながらルドルフが闇に飲まれていく場面。先が見えない闇の中にいることを感じる歩みで、ありちゃん(暁千星さん)演じるフランツの不安が伝わります。


第9場独立運動

ありちゃん葛藤の中、大人たちに翻弄される若い皇太子を熱演です。れんこんちゃん(蓮つかささん)に手を握られ「英雄になれる」の後のルドルフの「違う!」と頭をぶんぶん振るのが可愛く切ないです。


第10場控えの間

全身に力を込めて、気をつけの姿勢でエリザベートに告白するありちゃん。姿勢から幼さを感じ切ないです。


第11場鏡の間

死ぬことは苦しく恐怖で辛いこと、決して簡単だったり楽なものではないことを、ありちゃんの死ぬ気のダンスから伝わってきて泣けてきます。

黒天使たちも笑ってはいますがありちゃんに負けずに激しく踊っています。みんなダンスうまいです。


第13場Aウィーンの街角

あのマグカップをキャトルレーヴで売ってほしいです。みやちゃんマグカップ。


第14場霊廟

始まってからみやちゃんが歌い出すまで、いつもオペラでみやちゃんをみています。死人のはずなのに、これからトート閣下と対決する意気を感じさせる力強い瞳です。


フィナーレ

第16場A

皇帝から一転、ショーバージョンのみやちゃん。色気が全開です。癒やされます。


第16場C

たま様が美女を連れて降りてきます。

すーさんがたま様の背中に寄り添うところ、拍手したいです。


『エリザベート』は群衆の場面が多いから、何役も演じるジェンヌさんが多いです。

今まではあまり気にならなかったのですが、この公演はおお!っと思うことがよくあり、今の月組には個性的なジェンヌさんが集まっていると感じました。


パレードの後にたま様の挨拶がありました。

今の月組のメンバーで作り上げたエリザベートをいつまでも覚えていていただけるとありがたいです、と。きっと覚えておりますとも。再演10回目なのに新しいエリザベートを観せていただきました。月組の皆さん感動をありがとうございました。

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